梅干しは、平安時代から記述されてますが
今の作り方になったのが江戸時代の「本朝食鑑」(1697年)に現れる。
「熟しかけの梅を取って洗い、塩数升をまぶして二、三日漬け、梅汁ができるのを待って日にさらす。
日暮れになれば元の塩汁につけ、翌朝取り出し、また、日に干す。数日このようにすれば
梅は乾き汁気はなくなり、皺がよって赤みを帯びるので陶磁の壷の中に保存する。
生紫蘇の葉で包んだものは赤くなり珍重される。」
一般に、梅酢と称されているけど、「酢」ではないんです
酢酸発酵していないからね。この酸味は、クエン酸です
クエン酸といえば、アンチエイジング、疲労回復・・・・なんて色々いわれているけどね
まあ、要約すると腸内環境を良くして、結果的には免疫力をあげるということです
何に効くかは、その人しだい。
梅酢の主成分はクエン酸、リンゴ酸であり、ブドウ果実を酸醸造・発酵して作られるフランス・イタリア料理にかかせない
バルサミコ酢に近い物とされている。
で、今、出している前菜の一品
梅酢、トマトジャム(初冬枯れた苗から収穫したもの)、オリーブオイルと合わせて
野菜を軽く茹で室温冷ましたところで合わせる。
その上には、ロースポークのスモークのスライスをのせ、ちょちょっと飾って出来上がりです
どう?「カラダをプラスにする料理」です
私はね、人間の脳と遺伝子に組み込まれた情報で動く自律神経は、全然別物だと思っているんだよね。
脳の情報は、我々が誕生してから、外部から得た情報、テレビ、新聞、雑誌、ネットで得たものであって、ほんとうに身体が求めているとは限らない
一方、遺伝子というのは、この地球に生物が誕生したときからの情報が刻まれていると思うんだよね
この情報をもとに、自律神経が身体を司っている
自律神経が欲しがっておるものが、足らないと、自律神経がうまく働けなくなり
腸が腐敗することともあるし、これが、原因で慢性病になることもあるのではないだろうか。
だから、思うんだよね。
身体が喜ぶ食べ物と、脳が喜ぶ食べ物は
必ず一致するものではない。
食文化を遡り調べてみると、わかるんだよな、発酵は、身体の健康にはとても大切と
「自分の身体を知るということ」
「自分の身体を観察すること」
毎日観察していれば、不思議に思うことがある
それを、調べれば良いのです。
そして、この国の成り立ちを知ること
先人はどのような食文化をつくってきたのか、
どのように、養生法を考えてきたか。
でも、この国は、それを教育しない。
各々個人で調べなければいけない
だから、何か、きっかけがないと、知ることにならならない。
この国は、明治維新後、近代化して西洋列強に対抗するために、急速に西洋文明取り入れてきた。
そして、敗戦後、さらに西洋文化、文明を受けざる得なってしまったからなぁ
頑張れ日本🇯🇵(๑・̑◡・̑๑)
その他・・・梅酢の利用法として
梅酢ご飯・・・ご飯1合に対して梅酢(塩分濃度にもよります)10㏄と梅干しひとつ
腐敗しにくくなるので、お弁当に詰めると良いです
梅酢ドレッシング・・・梅酢、ジャム(好みのものを)オリーブオイル各適量
梅酢に少々のみりんで甘味をつけ、大根や蕪をスライスして半日くらい漬け込んでおくとご飯がススムくんです。
梅酢にオニオンスライスをあわせて、青魚の刺し身を頂くとおいしい
お湯で希釈してドリンクにすると、機能性ドリンクになりますね