健康に欠かせない腸内フローラという常在菌

『常在菌』

●身体を覆いつくす菌

ちょっと驚きですが、私たちの身体は、「常在菌」と呼ばれる細菌に覆われている。
例えば大腸には500から1,000種類、100兆の菌が住んでいる、(腸内フローラといっている)

一般に常在菌は病気を引き起こさない。
安定な状態で多くの種類が共存することによって、外部から病原体が増えるのを邪魔して、感染症を防ぐ役割を持っている。しかし何らかの要因で常在菌のバランスが崩れると、炎症性疾患やアレルギー疾患など、さまざまな病気が発症する。

●腸内常在菌の働き

腸、特に大腸には最も多くの常在菌が棲んでおり、その重量は1.0から1.5キログラム、菌を直線上に並べると地球を3から4周する長さになるといわれています。腸の常在菌の大部分は、酸素があると生きていけない「嫌気性細菌」と呼ばれる細菌です。さらにその70から80%は、現在の技術では培養(人為的に菌の数を増やすこと)が困難なため、詳しい性質がわかっていない。
ハッキリしているのは、腸内には免疫機能の80%があり、その免疫機能を常在菌がサポートしている事。
常在菌の種類や数は人によって異なっていて、
同じ人でも加齢や食事や生活習慣によって変化する。一般的には、離乳期から成年期は乳酸桿菌(かんきん)ビフィズス菌などの有用菌(善玉菌)の割合が多く、老年期にはなればウェルシュ菌や大腸菌などの有害菌(悪玉菌)が増えてくる。

腸の常在菌のバランスを改善し、健康維持する目的で取られるものが、プロバイオテックスやプレバイオテクスといわれるもの。プロバイオティクスは、乳酸菌や納豆菌の有用菌あるいは有用菌を含む発酵食品(ヨーグルトや乳酸菌飲料など)を指す。よく発酵食、乳酸機を摂ると身体に定着すると思っている方が多いようだ。でも、腸の中で菌が定着・増殖する事は無いため、毎日摂取する必要がある。
一方のプレバイオテクスは、オリゴ糖や食物繊維など、腸に住んでいる有用菌を増やす働きがある食品。
健康というのは、以上のことを理解して食生活に活かすことですね。

普段食事をして、主観的に美味しいと思うけど、
コレが体に良いかというと、解らない人が多いよね。
普段の食事で考えなくてはならない事は、カロリーや栄養のバランスを考えていると思うんだけど、さらに腸内環境を良くするもの(発酵食品)を意識する必要があるんだね。

健康とは、適度な運動、適度なストレス、バランスの良い食事からなるのですねぇ(╹◡╹)

ホクホクした南瓜と麦麹・大豆で醸した味噌

かぼちゃ味噌

平成28年9月に仕込み

16ヶ月後

開封すると

麦麹の出来がイマイチだったのですがまあまあ出来でした

レシピ的には、
出来上り       2,180g
麦麹        500g  23%     
大豆茹で上がり   750g  34%
かぼちゃ蒸し    850g  38%
塩          187g 8.6%

味はどうかというと

最初に麦味噌の味が来て後からかぼちゃの味が追ってくる感じです

甘みは少ない、旨味もやや低いので合わせる材料で調整する。

肉料理に合いそうな味ですね

焼いた肉にちょこっとのせて食べるといいですね

普通は、かぼちゃの甘味を期待してしまいますが

発酵というのは、旨味の素と
発酵する菌のエネルギーとなる素が必要なんですね。

麦麹と大豆のタンパク質は旨味、
かぼちゃの澱粉質はエネルギーで消費されます
なのでかぼちゃのあの甘さは残りません(^◇^)

発酵というのは、素材の味がそのまま
残っていては意味がないものなんでしょう
素材をバラバラにするのが発酵ですからね

甘くする時は、米麹を使うといいでしょう

かぼちゃ感を前面に出すには、かぼちゃ多めだけど、水ぽくなる事に注意です、

とりあえず一皿作りました

右が、かぼちゃ味噌でドライフルーツを合わせて

左は、オカラ味噌、生姜のシロップ漬けを合わせる

モッツァレラの糠漬けと
ライ麦パンのメルバトーストをアクセントに添えました

これだけは、知っておきたい塩の話

私達が毎日摂取する塩の基本です。

塩って主役になれないけど、なくてはならない存在ですね

体に塩がないと生命活動ができないし、塩は、生命やその活動の調整を出来る

料理でも、塩がないと味が成り立たなく、旨味を引きたててくれるのが塩だね

いまは、塩の種類が沢山ありますね。価格もバラエティだし

何が違うというと、海塩だったら、海はつながってるんだから
どれでも、同じと思う人もいるだろう

まぁ生産者の思いや製造の過程かなぁ

例えば、今流行りの深層海水塩ってあるけど、
これは千メートル以上深いところから汲み上げた海水で塩をつくります。
なぜ深層なのかというと、光が届かず、温度が一定、潮の流れがなく
年中一定の状態だから

我々の祖先は、地球が45億年前に誕生し、35億年前に生命(単細胞微生物)が誕生しましたが
15億年前に、オゾン層が出来るまで、光の届かない深い海に居たから、我々の故郷

塩辛さというのは同じなんだけど、成分が安定しているところですか

世界的に見ると、塩の原材料は地中海の岩塩がもっとも多く、その次が海水、そして3番目に塩湖や塩泉の濃い塩水と続き、

海水塩は昔から塩田で海水を乾燥させて作っていましたが、昭和46年に廃止され、昭和47年からは天日に代わるイオン交換膜法という方法で海水を濃縮して食塩濃度を高め、それを煮詰めて結晶化させるようになりました。

塩田法もイオン交換膜法も海水を濃縮するところまでは異なりますが、そのあとの結晶化は同じ方法で作られています。

塩というのは

●ナトリウム(塩辛い/しょっぱい)
●カルシウム(甘み)
●カリウム(酸味)
●マグネシウム(苦味)

こんな構成なんだけど

ナトリウム以外の構成で味が決まるんです。カルシウムが多いと甘く感じるということ

あと水分が7~10%くらいあるんだけど、これは、ニガリ成分ですね

塩を味見する時は、舌の真ん中に塩をのせて、硬口蓋に押しつけクリクリするといい

そうすると、最初にしょっぱさが来てそのあと苦味や酸味、最後に甘味が来る

塩は使い方と使うタイミングがポイントです。

味つけをする場合の適量は、口に入れたときの濃度が0.8~1.0%前後が理想とされます。

繊細な出汁をとって味をつける時は、しょっぱさだけのナトリウムだけがいいね

他のミネラルは、味を濁してしまうから、出来上がったものに、振るのは

ミネラルものが料理を引き立てますね

あとは、料理をする上で、以下のような効用があります。

●食材の不要な水分を吸い出す

●微生物を抑制し腐敗を防止、塩分が5%を超えると極端に菌を抑制します。

●塩分15%を超えると菌は活動できなくなります。発酵させる場合は、塩分15%以内に収める必要がある。
 冷蔵庫がない時代は塩分15%以上にして生鮮品を保存していた。

●たんぱく質を凝固させる
肉や魚を焼く前に塩を振りますが、これは、焼く直前では意味がありません

●食材のヌメリを落とす
魚の下処理に

●小麦粉グルテンの弾性と粘性を増す
麺やパンには不可欠ですね

●野菜の緑を安定させる
「青菜に塩」といいますが、その効果は青菜に限りません。塩の浸透圧があればこそ。それが漬物です。
漬物用の塩は並塩・粗塩でなくてはいけません。
精製塩にはニガリやカルシウムなどの雑味(ミネラル)がありません。
こうした雑味が野菜細胞のペクチンと反応して、シャキシャキ感を出すのです。

ヒトの体内は、塩分が0.7~0.9%に保っていますので、塩の摂り方も大切なのですね。

★たとえば 体重60kgの成人の場合
     水分量(体重の約60%)=36kg     体内の塩分量(水分量×塩分濃度)=306g

一日の食塩摂取量について
★健康な成人の場合の一日の食塩摂取量:
  男性 : 8.0g未満  女性 : 7.0g未満 と厚労省は推奨しています

我々のカラダは、塩分が濃いと塩辛くて食べれないようにセンサーが付いてます

水で5%、油で10%塩が含まれると塩辛く感じます。なので油ぽいものを摂り過ぎると
知らないうちに塩分を摂りすぎていたということになりますね。

料理をする上での塩の適量は身体の体液の濃度とほぼ同じが良いといわれています。(生理食塩水の濃度)

この生理食塩水と同じくらいの濃さが、先ほどの約0.8~1.0%前後になる濃度です。

また、食べ物の中には梅干しや塩辛などのように食塩が10~20%も含まれる食品がありますが、
これらのものは単独で食べることは少なく、そのまま口に運ぶ料理で美味しく感じる濃度は約1%前後です。
なので、塩分のない、ご飯、パンなどがかならず食卓な並ぶのです。

そして、煮物を作るときの煮汁の場合は、そのまま飲むのではなく具と合せて口に運びますので
約2%前後の濃度にするのが理想で、いずれも食べるときの最終濃度が約1%になるように味つけすると、
ちょうど良い塩加減になります。
魚、肉料理のソースも、同じ考えでつくります。

■ 味つけをする際に塩味を濃くつけ過ぎると直しにくくなります。そして、湯や水で薄めると、
だしの味まで薄くなりますので、初めからたくさん入れ過ぎないようにして味をみながら調節すると、
料理で失敗することが少なくなります。

●塩の「対比効果」「抑制効果」

スイカに、塩をかけて食べますよね。スイカの甘みを引き立たせるには、塩が必要です。
味というのは、甘味、酸味、旨味を引き立てるには、塩のバランスが重要になってきます。

例えば、強い旨味をつけて、インパクトをつけようとすると、アミノ酸、タンパク加水分解水など
たくさん入れます。この旨味をひきだすには、必ず塩が必要になろってきます。
このうま味調味料が沢山入っていれば、塩もたくさん入っているということになります。

カップ麺一つに、8~10グラムの塩が入っているといわれてます。

居酒屋で売りにしている、鶏の唐揚げ、これをつまみにするとビールが進むのだが、飲食後、
異様にノドが渇く。その唐揚げに付いてくるスパイスに塩ではない白い結晶が相当量
入っているのに気がつきます。
旨味調味料です。おいしく感じさせた上に、ノドの渇きも生じさせる効果もあるようで、
ビールの消費量が増えて一石二鳥なのですね。

市販の合わせ調味料や中食、外食産業では、最初にガツンと「おいしい」と感じさせるように
砂糖や甘味料、旨味が舌に残って後に尾を引くように旨味調味料をたっぷりと使うのは、
ギョーカイの常識だそうで、そういう手を使っているところ、たくさん増えました。
食事に気を使わない方は、知らずのうちに、塩を取りすぎているかもしれませんね。

◎岩塩

岩塩は日本に存在しない物だね。だから、塩が自由化になって、輸入されるようになりました。
最初は、ヨーロッパ物が入って来たので当時は、高価だったですね。

岩塩とは、地殻変動によって、海が隆起し、それが何万年もかかって干上がったもの
古いものは5億年前、新しいものは200万年前くらいにできたものといわれていて海水に含まれるミネラルは、
同量の水に溶けられる量がそれぞれ異なるんだね。

つまり解けきれなくなったものから、固体になって堆積していくわけ。よって、溶解度に応じてミネラルは
層状になっているんだね。岩塩はナトリウム塩の層を取り出したものなので海塩に含まれる
ミネラルは、ほぼ含まれていません。

岩塩のよいところは、鉱物が含みまれていること、岩塩の色は、赤が最も多く、次に黒、白、透明、
となり、青、緑、黄は少ないようで、岩塩は種々の鉱物と一緒に出てきます。
純度も様々で、一般的に赤系は酸化鉄、黒は粘土や黒砂、白は石灰石、石こう、気泡などが多いようですが、
色の成分をきちんと分析したデータは少ないので正確には分からない。
東欧でクロムやマンガンをかなり含んだ黒色岩塩、パキスタンで硫黄や鉄を含む深紅色の塩など変わったものもあり
数億年かけて析出しており、不純物としての鉱物はほとんど水に溶けず、食べてもおなかの中を素通りするので
毒や栄養にはならないと考えられてる
写真のものは、ヒマヤラ(パキスタン)の物で、左の物は鉄分が多い物で、野菜に良くかけます
真ん中のはさらに硫黄成分があり肉料理にかけます。特に赤身に合いますがレバーには最高ですよ。
右は、ほとんどナトリウムで食塩と同じかな
あとは,岩塩は溶けにくいので使い方に注意が必要かな。仕込には、ほとんど使わないね
スモークのマリネに使うことは有ますけど。
以上・・・塩の基本でした。

さつまいも収穫、保存とデザートレシピ

畑で採れたさつまいもです

うちの畑ではまだ一部しか収穫していません

保存の限界温度は12℃くらいなので早く収穫しないといけませんね♪

さつまいもの原産は、メキシコを中心とする熱帯アメリカで紀元前800~1000年ごろには、
中央アンデス地方で作られていました

ヨーロッパへは、コロンブスが15世紀の終わりにアメリカから持ちかえったけど
気候が合わずあまり生産されなかったみたいです

あたたかいアフリカ、インド、東南アジアの植民地に持ちこまれたことで
世界中に広がり

1600年ごろ、中国から日本にやってきました
琉球から薩摩に伝わったので
サツマイモとよばれています

中国から来たいも=唐芋(からいも)とか
中国での名前と同じく、甘薯(かんしょ)ともよばれていました

さつまいもの栽培温度は20~30℃

茨城県、千葉県の生産量が多いのことが有名ですが

南の鹿児島県がダントツに収穫量が多い

こちら茨城では5月に植えて10月に収穫ですが

鹿児島県は2月に植えて5月から収穫します

掘り起こしたばかりのさつま芋は水分が多いので、 

保存すると腐りやすので 

土を払い落とし2,3日は天日消毒&乾燥し、

その後は日陰でさらに1週間くらい乾燥

さつま芋は収穫してからすぐに食べても甘みがな

さつま芋のデンプンが糖に変わるために

必要な時間は最低2週間

さつま芋を掘り起こしたら、2週間以上たってから食べるのが

最もおいしく頂ける

さつまいもの甘みを最大限に引き出すコツは

ホクホクした甘みが子供からも大人からも人気のさつまいもですが、

家庭で手軽に電子レンジやオーブンで調理しても

甘みが薄く美味しいとはいえないですね

それは銘柄や品質の問題ではなく調理法のちがいです

では家庭で甘みたっぷりのさつまいもを調理するにはどうしたらよいか?

さつまいもが甘味の元は澱粉であり15~30%含まれています

この加熱によってβアミラーゼという澱粉糖化酵素によって分解さ

糖質(マルトース)に変化し甘くて美味しいさつまいも

このβアミラーゼになりますが

活発に働いてくれ35~65℃の温度帯で

この温度帯を長くゆるやかにキープすることで、

糖質が増えてより甘くなっていくのですね

じゃ、どのような調理が良いかというと

さつまいもをまるごとオーブンで

100℃→20分→150℃→40分

で焼くと、とても甘くできます

蒸したり、茹でたりという方法もありますが

やはりオーブンが一番美味しくできます

オーブンで焼くと水分も蒸発するので

甘みが凝縮してホクホクした触感になるからですね

焼き芋といえば石焼き芋ですよね♪

石焼き芋の美味しいのは

熱した小石の中にさつまいもを入れ長い時間

加熱しているので、水分が飛ばされて甘味がギュッと

凝縮されるてるからですね

ということを理解してさつまいもを焼いてくださいね♪

そしてこのさつまいもを使って

ケイク・アングレ・オ・パタデゥースを焼きました
 

 
さつまいものパウンドケーキですね

◎甘く焼いたさつまいも

◎甘酒

◎九州産全粒小麦粉

◎卵

◎ハーブオイルなどで

で焼いて

ラム酒とフルーツ酵素シロップ

を染み込ませたよ

大人のケーキ(^з^)-☆デス
 


 

こちらはレシピ

◎さつまいも   160g

◎甘酒  160g

◎全卵  2個(120g)

◎薄力粉   140g

◎オリーブオイル 70g

◎重曹   5g

オープンの温度は
175℃→30分→160℃→20分で焼いてください

いかがですか

つくってみます?

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